こんにちは!ファインディのTeam+開発部でEMをしている奥村です。
チームや組織が大きくなるにつれ、横の繋がりが薄くなった気がする…そんな課題を感じたことはありませんか?
私たちファインディのTeam+開発部は多くのメンバーを迎え入れながら拡大を続けています。
現在26名(業務委託除く、正社員のみ)が所属しており、そのうちここ一年でジョインしたメンバーが11名にのぼります。
一方で横軸のコミュニティ構築とメンバーの主体性の促進が組織の課題として挙がっていました。
そこでOpen Space Technology(以下OST)というワークショップを実施したので、今回はワークショップの紹介と実施レポートを報告します。
なぜOST?
まず前提として私たちは、Team+開発部を
「チーム横断での協働・協力等の相互支援を活性化し、Findy Team+開発のあるべきを主体的に思い描き、建設的な議論を行いながら自走できる組織」
にしたいと考えています。
冒頭で述べた通り、私たちTeam+開発部は多くのメンバーを迎え入れて拡大をしています。
人数増加に伴いチームも6チームに分かれていますが、正直なところ、かつてのような横軸のつながりが薄くなってきていると感じています。
また、組織課題に触れる機会も断片的・限定的になりがちで、他のチームの状況や各メンバーがどんなことを考えているのかを知る機会が減ってきています。
何かしら課題を感じても「周囲の考えが分からない」「どんな活動が進められているか見えない」といった具合に主体的な行動が抑制されかねないと感じています。
実際、属人化や対応偏り、知見や活動の共有の不足などを聞くこともありました。
そこで、次のような目的を持ってOSTを実施することにしました。
- 横軸のコミュニティを再構築し、課題解決に向けた協働文化や成長の相互支援を活性化する
- Team+開発の未来のあるべきを主体的に思い描き、建設的な議論を行いながら自走できる組織にする
もう少し具体的に言うと、次の狙いです。
- 信頼関係・相互理解:チームを超えた交流の促進
- 自己組織化:主体的にあるべき姿を考える文化の醸成
- 自立性:自立して学び、行動する文化の促進
OSTってなに?
「OST」というワークショップをご存知でしょうか?
OSTは、参加者が自分で「これを話したい!」というテーマを持ち寄って、自由に議論するスタイルのワークショップです。
セッションテーマの提案からタイムテーブルの作成、セッションの進行までを参加者自身が主体的に行うことが特徴です。
セッションテーマは誰でも提案可能で、アジェンダもその場で決まります。
参加するセッションも参加者が自身の興味関心に合わせて自由に選べます。また、セッションの途中で他のセッションへの移動も可能です。
「対話」をメインの目的としており、明確なネクストアクションを決めるようなことはありません。
対話を通して、テーマに対する理解の深化や知見の共有、アイデア創出など行うワークショップになります。
OSTには"4つの原則"があります。これらの原則は参加者の主体性を促すOSTの鍵となります。
- ここにやってきた人は、誰もが適任者である
- 何が起ころうと、それが起こるべき唯一のことである
- いつ始まろうと、始まった時が適切なときである
- いつ終わろうと、終わった時が終わりのときである
なお、他にも"蝶と蜂"や"移動性の法則"といった特徴がありますが、私たちの人数規模では詳細に説明する必要がないと判断して省略をしました。
似たワークショップにワールドカフェがあります。
ワールドカフェは設定されたテーマに対してメンバーを変えながら議論を深めていきます。
これに対して、OSTはテーマが複数並行して進行し、参加者が自由に選べる点で異なります。
当日の流れ
全体タイムテーブル
- 10:00 ~ 10:15: 準備
- 10:15 ~ 10:30 アイスブレイク
- 10:30 ~ 11:00 概要説明、タイムテーブル作成
- 11:00 ~ 15:00 セッション
- 11:00 ~ 11:40 セッション①
- 11:50 ~ 12:30 セッション②
- 12:30 ~ 13:30 お昼(お弁当)
- 13:30 ~ 14:10 セッション③
- 14:20 ~ 15:00 セッション④
- 15:00 ~ 15:10 クロージング、片付け
弊社オフィス内のイベントスペースで実施をし、フルリモートのメンバーもオフィスに集まってもらい23名が参加をしました。
アイスブレイクでは、テーブルごとに他己紹介を行なってもらい、各メンバーのパーソナルな部分を知る時間を設けました。
フルリモートのメンバーやチーム外のメンバーの意外な一面を知り、本題のセッションに入る前の心理的なハードルを下げることができたと思います。
各セッションは40分+10分のバッファで設定していました。

セッションタイムテーブル
大枠のテーマとして「Team+の今後を考えるとき今話したいこと」を置いて、各セッションのテーマはその場で各メンバーから自由に提案してもらいました。
念の為、テーマが挙がらなければマネージャー陣がファーストペンギンに…と裏で話していましたが、全くの杞憂でした。
AIの話から、開発の進め方、品質、コミュニケーションなどなど、様々なテーマが挙がりました。
重複するものはマージし、類似するテーマは別時間にズラすなどの調整をして、最終的にはこのようなタイムテーブルとなりました。

セッション一部紹介
実際のセッションを一部紹介します。
・チームを超えた交流の方法について

・どうやって考えている?(プロセス・手法)

やってみてどうだったか?

実施後アンケートから、非常にポジティブな結果が得られました。
対話と発散を意図していたため業務への活用はあまり期待していませんでしたが、「ある程度活用できる」が60%、「積極的に活用できる」が40%と、全員が何かしらの活用を考えることができたようです。
実際に、OST実施後に改善へ向けたアクションを起こしたメンバーもいました。
自由記入の感想では次のような回答がありました。
- なかなか話す機会ないトピックについて話ができた
- チーム外のメンバーがどう課題感を持っているか、どういう考えを持っているのかを広く知れる機会になった
- 普段感じている課題感や難しさを共有できた
- マネージャーからメンバーまで、役職関係なくさまざまな視点からの意見が聞けた
今回のOSTを通して、各メンバーが何かしらに興味関心を持ち、何かしらに課題感を持っていることを再確認できました。
また、それらを発散・共有するだけでも組織の一員としての意識が高まることを実感しました。
目的が達成されたのかは今後のアクション次第ではありますが、少なくとも重要で大きな一歩目を踏み出せたと感じています。
コミュニケーションにおいても、普段フルリモートのメンバーやチーム外のメンバーなど幅広く交流ができ、通常の業務で会話する際のハードルを下げられたと考えられます。
次回以降の改善点として、他セッションでの議論を知る時間を設けることやエンジニア以外のメンバーを巻き込むことなどを考えています。
まとめ
Team+開発にとってははじめてのOSTでしたが、単なる交流会ではなく、組織を強くするための大きな一歩になったと確信しています。
交流を深められた・課題感を共有できた・アイデアを出し合えた等ポジティブな感想が多く、実施後に多くのメンバーから「定期的にやってください」と直接言われるほどでした。
反省点もあるものの、それを活かして今後も引き続き、組織の強化・文化の醸成に向き合っていきます。
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