RubyKaigi 2024で感じた、Rubyを書くことが楽しい、という想いが将来のキャリアに絶対につながる、という話

こんにちは。ファインディでVPoEをしている神谷です。

沖縄、楽しかったですね、

観光、しましたか?

私は龍が如く3の世界観を感じようと最終日に国際通りを1時間ほど散策しました。(そしてすぐに飛行機の時間・・・ )

龍が如く8の名所巡りもしたいので、再来年のRubyKaigiは是非ハワイ開催にならないかな・・・

この記事では、RubyKaigi 2024に参加した皆さんがそれぞれ感じた、

Rubyを書くことが楽しい

Rubyコミュニティに参加することが楽しい

これらの想いが将来のキャリアに絶対につながる、という話を、普段採用に関わる私の目線で書こうと思います。

もちろんRubyKaigi不参加の方でも、将来のキャリアに悩んでいる方に読んでいただきたい内容です。

筆者はどんな人?

私のRuby歴はRailsがバージョン1.0の時代からなので、18年ほどになります。

RubyKaigiは2014年に初参加したのを覚えています。

ファインディでは2018年からスポンサーをする機会があり、2022年から3年連続ブース出展をしています。ファインディブースで話して頂けた方々、ありがとうございます。

ファインディのブースの取り組みは、DevRelのまっきーがnoteに公開しているので、そちらを参考にしていただけると嬉しいです。

note.com

普段の業務はVPoEとして組織作りがミッションであり、採用はその中心となります。

2023年では私1人の面談・面接の回数が1年間で450を越え、入社予定も含めると40名規模のエンジニア組織になりました。お時間頂いた皆様、ありがとうございます。

その中で、Rubyistとの面談も3割ほどはあるのですが、RubyKaigi参加したことありますか?という質問に対して、参加していますと回答されるのは体感10%ほどです。

ご家庭事情や業務都合で参加できない方も多いと思いますが、今回のRubyKaigiに初参加の方も多数いらっしゃいました。初参加の方に参加理由を聞いてみたところ、「スポンサー企業に転職したのでついに参加できました」という方も何名かいらっしゃいました。

1000人以上のキャリアと向き合った中で感じること

RubyKaigiのようなカンファレンスに参加されない方が多い中で感じる課題感となりますが、経験年数が長い方でもRailsのソースコードを読む経験が一度も無いという方や、gemのソースコードを追った経験が無い方も多くいました。Rubyは業務で使う言語なので、プライベートでは書かないようにしています、と宣言される方もいました。

私が面接の中でよく聞く質問として、「メタプログラミングの中で好きなテクニックはありますか?」があります。

この質問に対する回答として

「先輩からメタプログラミングは絶対に使ってはいけないと教わったので、それ以来触っていません」

「Ruby始めた頃に使ってはいけないと教えられました。それ以外、業務で使うことが無いので、特に勉強する機会がありませんでした」

このような回答が多いです。

メタプログラミングは使い方を誤ると後で苦労することは実際にありますが、だからと言って勉強しないと決めてしまうのは非常に残念です。

技術として難しくもあるが楽しいものであり、理解が深まるたびにプログラミングを好きになる可能性もあると思っています。

Railsや様々なgemにはこの技術が有効利用されており、知らないとソースコードを読むのも非常に苦労するでしょう。

逆に、シンプルにプログラミングや技術を楽しんでいる方とお話するのはこちらも嬉しい気持ちになります。

余談:「okuribito」gemの開発者であり弊社社員の@shakemurasanさんと面接した時は、method_missing の使い方のディスカッションが中心となりました。めちゃめちゃ楽しかったです。

そんな彼の記事はこちら↓

tech.findy.co.jp

弊社で活躍しているエンジニア、私が過去にご一緒した素晴らしいエンジニアの方々、全員に共通して言えることは、仕事とか関係なく技術そのものを楽しみながら探求している方が多いなと感じています。

楽しめることによって技術力が向上し、その技術力を使って課題解決し、顧客に価値提供していくという良いスパイラルが生まれているのではないでしょうか。

RubyKaigi 2024で感じたこと

今回のRubyKaigi 2024で感じたことは、裏テーマとして「Ruby楽しもうぜ」があったのかな?と思うくらい、Rubyや技術を全力で楽しんでいる方々の登壇が多かった印象です。

特に初日の@tompngさんの「Writing Weird Code」のキーノート。

最後に感動すら待っている、非常に素晴らしいキーノートでした。

何をやっているか全く分からなかったが(褒め言葉)、Rubyが楽しい言語だということが分かった、そう感じた方も多くいたと思います。

普段業務で使うプログラミング言語の1つ、多くの方にはそれだけのことかもしれませんが、言語そのものを楽しめることによって、エンジニアとしての成長速度が早くなると思っています。楽しめている方と楽しめていない方、長期スパンで見れば見るほどこの差は大きくなるのではないでしょうか。

また、コミュニティに参加することによって自分自身のスキルの立ち位置も把握しやすくなり、スキルの立ち位置を把握することこそが、スキルアップの近道だと思っています。

Ruby/Rails書籍の著者の方やgemの作者、コミッターの方々、本当に様々な方と(drink upなどを通して)お話する機会が多くあり、それがモチベーションにもつながっていきます。

Rubyを書くことが楽しい

Rubyコミュニティに参加することが楽しい

これらのシンプルなことが今後のキャリア形成において非常に重要なのでは、とあらためて感じたのでこのような記事にしてみました。

将来のキャリアに悩んでいる方、初心に立ち返り、自分が技術を楽しめているか振り返ってみるのも良いかもしれません。

最後に

5/28(火)に、「After RubyKaigi 2024〜メドピア、ZOZO、Findy〜」として、メドピア株式会社、株式会社ZOZO、ファインディ株式会社の3社でRubyKaigi 2024の振り返りを行います。

オンライン・オフラインどちらもあり、LTやパネルディスカッションなどコンテンツ盛りだくさんなのでぜひご参加ください!!

findy.connpass.com

ファインディでは、これからもRubyを積極的に活用して、Rubyとともに成長していければと考えております。

そして、一緒に働くメンバーを絶賛募集中です。

興味がある方はこちらから ↓

herp.careers